家なき子ら

大学生三人がグダグダしてます。身内日記です。

説明しよう!

せりです。

 

大学二年生の女子で同居しています。

芸術を一応勉強しているえび、ツユ子、せりの三人です。

3DKのアパートです。家賃が安いぞ。

 

さてリビングと各自の部屋は扉一枚で繋がっているので、ドアさえ開けていれば姿は見えずとも声は聞こえます。私が部屋でダラダラしてたらリビングの方で歓声が上がりました。

「柔軟剤の香りがする〜!」

洗い立てのバイト着に袖を通したエビさん。柔軟剤を使ったことがなかったそうです。

柔軟剤ってものを綺麗にするじゃないですか。だからつい脊髄で聞きました。

「おふろ上がったの?????????」

純粋にエビは柔軟剤でシャワーを浴びたと思いました。悪意はなかったです。

 

「柔軟剤ってものを綺麗にするか?柔らかくするためのものちゃうんか?」byエビ

ごもっともで。

 

毎日こんなノリで過ごしていて何かあるたびに、幸せの絶頂で死にたい私は「ここで人生終わってほしいなあ」と思いながら生きています。

ではこの幸せはなんで始まったのか説明します。

 

 

 

せりは熊本から上京して茨城に来ました。

田舎っぺなので入学時点はすごい希望に満ち溢れていたんです。

グダグダの防音性を持つ学生宿舎ですらええやんと思ってた。意味わかんない。

六畳に冷蔵庫ベット机その他生命活動に必要な物品全て突っ込み、生活を開始して数ヶ月。

 

寂しさが天元突破しました。

 

冗談抜きで寂しいです。帰って来たら昼出た時の食器だけが目につく。洗って米炊いて壁に向かって飯を食って、ログボ回収して学校行って、また食器が目に着く。

食器は洗面台で洗うしかないが、いかんせん狭い。たまに手が滑って皿を割る。1人で自分の手の心配をしながら、いうて怪我するの私だしなって気持ちで片付ける。

夜中は酒に酔った大学生のはしゃぐ声が聞こえる。

うるせえこちとら昼行性じゃと無駄に概念メンチを切ってみますが、よく考えたら夜2時までネットしているので全然勝てない。辛い。

 

この寂しさを抱えて四年は生きていけない。

あと先輩も同期も怖い。他学も怖い。

 

 

 

新歓の帰り道だったかな。研修旅行のバスで隣の席に座って以来、よく話している気がして勝手に親しみを持っていたツユ子と自転車をこいでいました。

そういえばツユ子自転車上手になったな。

 

2年になったら宿舎を出たい、金がない。でも出たい。なのでシャアしよ。

「いいよー」

 

軽く了承してくれたツユ子の内心はどうだったんですかね。ツユ子も宿舎住みでした。宿舎は住んでる人の心を疲れさせる力でもあったのかも。心配。でもありがとう。一年生も気をつけてください。油断してると心が死ぬ。

 

 

 

エビは気づいたら仲間でした。なんも覚えてねえ。こわ。

エビに聞いてもなんも覚えてないんだよね。こわ。

大丈夫かな。世界のやばい何かに触れて記憶消されたりしてないよね。こわ。

 

芸術学の教室で初めてツユ子とエビとせりが顔を合わせたらしいです。

「あ、シェアする人だよね。よろしく〜」

なんっも覚えてない!!!!!!!こわ!!!!!

 

え、大丈夫?これ思い出したらいけない記憶?よくあるやつ?こわ。

たぶん始まりこんなだったような気がするけど違うかもしれないので後でエビなりツユ子なり訂正してください。

 

ガチャーンドゥルドゥルチリンチリンチリーン